刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿など】

刺繍道具

こんにちは、熊手ステッチです。
(YouTubeはこちら)


今日は布にいてお話していきますね。

刺繍をはじめたいけどどんな布を買っていいかわからない方、
「きっと適した布があるはず…」と思いながらなんとなく手持ちの布に刺繍されてる方、
いつも使っている布がなんとなくしっくりこない方、
私の長年の経験から刺しやすい生地を厳選しました!
手軽なものから本格的なものまでご紹介いたします。

それではスタート!

刺繍布の種類

一般的には手で針を動かして刺繍をするには麻(リネン)が最も多く使われており、
他に綿、フェルトなどがあります。

やはりおすすめは麻(リネン)

理由は丈夫で刺しやすいからです。
麻は非常に強度が高く長持ちします。

そのため古くから刺繍には麻が使われてきました。
今日でも国内外ほとんどの作家さんが麻を使われます。
用途によって綿、フェルト、ニットなどが使われます。

つづいて種類別のおすすめの生地を紹介していきますね。

麻(リネン)

最も多く刺繍用として使われており、
専用の生地も多いのが麻。

私がいつも使用しているのは、
コスモから出ているクラッシーです。

こちらは刺繍専用生地なのですが、
ほどよい厚みでとても刺しやすく、
多くの作家さんが愛用している生地です。
刺繍専用生地にしてはお値段もお手頃。

日常使いから、額に入れるなどの大切な刺繍まで、
幅広くお使いいただけると思います。

普通の麻と刺繍専用生地の違いは強度です。
私が過去に習っていた刺繍の先生が30年ほど前に作った作品を数点みせていただいたことがあります。
普通の麻で作ったものはところどころ裂けていましたが、
刺繍専用生地のものはまだまだ大丈夫そうでした。

この経験から、
私は数十年大切にしたいと思ったものは必ず刺繍専用生地を使うようにしています。

刺繍 刺しゅう布 COSMO フリーステッチ布 麻地クラッシー 35×43cm 【メール便可】

価格:1,237円
(2020/7/19 13:53時点)
感想(0件)

ほかに私が好きで使っているのは、
チェックアンドストライプというお店の麻です。
やさしい風合いと色で大好きです。

チェックアンドストライプで扱っている麻の中でも、
私は「オリジナルリネン」「やさしいリネン」という二種類を愛用しています。
とても刺しやすく、また色展開も豊富で、
刺繍専用生地とくらべて価格もお手頃です(1M/1762円+税)。

「オリジナルリネン」は若干厚手でしっかりしています。
「やさしいリネン」は少し薄手。若干透けるくらいの厚みです。

厚さで言うと、「オリジナルリネン」→コスモのクラッシー→「やさしいリネン」という感じですね。

実店舗が鎌倉、吉祥寺、芦屋、自由が丘、神戸のみで、
店頭には常時リネンの在庫があります。

しかしオンラインショップはというと、常時開いているわけではなく、
定期的な予約販売のみ。
ほしい!と思ったときに手に入らない可能性があります。

私は年に数回実店舗にてたくさん購入しています。

綿(綿麻)

綿や綿麻も使いやすい生地のひとつです。
綿の中ではシーチングと呼ばれている生地が刺しやすくおすすめです。

麻に比べて色味がはっきりしており、
風合いもポップな雰囲気です。

色展開もたくさんあるので、
日常使いや練習にぴったりだと思います。

試作品にも良いでしょう。

シーチングクロス<無地>ソーイング・手芸・パッチワークなどに一番よく使われます。【シーチング無地/シーチング生地】

価格:42円
(2020/7/19 14:11時点)
感想(116件)

フェルト

ワッペンやブローチなどを作るときにはフェルトを使うこともあると思います。

フェルトに関しては手芸店で一番よく見るサンフェルトのものが最も針通りもよく適度に柔らかく刺しやすいです。

フェルトにはさまざまな種類があり、
裏がシールになっているようなものもありますが、
針が引っかかるので刺繍にはあまり向いていないと思います。

フェルト ミニー 約1mm厚x20x20cm ( 黄色~茶色 ) SUN-1 | つくる楽しみ SUN20

価格:115円
(2020/7/19 14:15時点)
感想(6件)

まとめ

いかがでしたか?

長い間ずっと使いたいのであれば刺繍用麻、
あとは風合いや作りたいもので選んでいけばいいかなと思います。

お気に入りを見つけて、
ぜひ刺繍してみてくださいね!




【YouTubeあるよ】
YouTubeでも刺繍の解説をしています。
もしよろしければご覧ください!





生地の詳しい購入方法(長さの決め方など)については、
こちらに書いてあります。
いまいち買い方がわからない方はあわせてどうぞ!
【初心者】布の注文方法は?【買い方説明】

生地の上下の方向が不明な方、
はじっこにある穴が不思議な方、
上下左右を適当にしがちな方はこちら!
生地(布)の上下の見分け方【耳について】

コメント

  1. […] 刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿・フェルト】 […]

  2. […] 刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿など】 […]

  3. […] ベストな刺繍布の選び方はこちら刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿】 […]

  4. […] まずはじめに布を用意します。その際は、刺繍に適した布を使います。こちらに詳しく書きました~刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿】布が用意できたら、適切な大きさにカットします。充分な余裕をもって大きめに切りましょう!余白の取り方はこちら参照!もう迷わない!刺繍の図案を写す位置【中央の取り方】 […]

  5. […] リネンで仕上げているとのことで、素材以外の詳しい指定はありませんね。好きな麻生地でよさそうです。刺繍のためのぬのについてはこちら刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿など】 […]

  6. […] 土台の布は刺繍できるものなら何でも大丈夫です。何選んでいいかよくわかんないな~って方はこちらをご参照ください。刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿など】アップリケ用の布は、フェルトや薄めの綿の布がおすすめです。手芸屋さんや100均に売ってるふつうのフェルトや、パッチワークなんかに使う小さなカットクロスでいいと思います。今回は花と葉で2色準備しました。両面接着芯はなるべく薄手のものをご用意くださいね!「薄手」と記載があるもの、またはよく透けるものを選びましょう。 […]

  7. […] 土台の布は刺繍できるものなら何でも大丈夫です。何選んでいいかよくわかんないな~って方はこちらをご参照ください。刺繍布の種類と選び方【麻(リネン)・綿など】アップリケ用の布ですが、今日の方法では厚めのものは向きません。普通地くらいの厚み(ふつうに生地屋さんにたくさん売っているようなもの)がちょうどいいです。今回は花と葉で2色準備しました。フェルトでアップリケをしたい場合はこちらの方法で!【図案あり】切りっぱなしで簡単!フェルトでアップリケ刺繍【作り方その1】紙は型紙に使います。ポッキーやたけのこの里の箱くらいの厚みが理想的です。カレンダーの紙でもいいかな。私は今日はコンタクトレンズの箱を使います。 […]

タイトルとURLをコピーしました