こんにちは、熊手ステッチです。
刺繍糸を初めて手に取ったあなた。
「…これ一体どうやって使うの?」と困っているのではないですか?
私も初めて刺繍糸を見たときに、
どうやって使うのかわからず途方に暮れた記憶があります。
今日は刺繍糸の使い方や注意点、
糸が絡まらないようにする方法などについて、
詳しく説明していきます。
それではスタート!
刺繍糸を見てみよう!
一般的に販売されている、このような刺繍糸。
これは正確には「25番刺繍糸」という種類のものです。
主に四つのメーカーから発売されていますが、どれも使い方は同じ。
メーカーによる大きな差は無いので、手に入るものをお使いくださいね。
メーカーの話はこちらで詳しくお話していますので、
気になった方はご覧ください!
刺繍糸ってメーカーによって違うの?【DMC・コスモ・オリンパス・アンカー比較解説】
糸を近くで見てみましょう。
細い糸が六本より合わさっています。
刺繍では、この六本を一本ずつに分けて、そのうち数本をあわせて使っていきます。
合わせる本数のことを「〇本取り」というふうに呼びます。
・刺したい図案がある場合
刺繍の本には、よく見ると糸を何本使って刺していくのかの指定がされています。
この本で言うと「指定以外はチェーンS(2)で埋める」とある(2)の部分で、
この(2)とは、六本を一本ずつに分けたうちの二本を合わせて使いましょう、
つまり二本取りで刺しましょう、という意味です。
刺したい図案が決まっている場合は、何本取りで刺していくのかを確認し、
その本数を準備していきます。
・刺したい図案がない場合
使いやすいのは2本取りか3本取りです。
とにかく何かやってみよう!という方は、2本か3本準備しましょう。
刺繍の本、見てみたけど活用方法がぜんぜんわからない!
これってどうやって使うの?という方はこちらをどうぞ。
図案本のつくりに沿って見方を解説しています。
【初心者】刺繍の図案本ツアー!【作り方を見てみよう!】
刺繍糸の取り出し方
では糸の準備をしていきましょう。
糸束の端に、このような使い始めの箇所があります。
まずはこれを引っ張って出し、適度な長さでカットしましょう。
一度力を入れて引くと30㎝が取り出せます。
二度ほど引いて、60㎝くらいの長さでカットするとちょうどよい長さで使えます。
写真は二度引いた60㎝の長さです。
カットしたものは六本の状態です。
これをさらに一本ずつ分けて揃えていきましょう。
きれいに取る方法
カットした六本撚りの糸を分けるときには、必ず一本ずつ分けていくようにします。
2本取りで使いたい場合も二本いっぺんに取りません。
一本ずつ分けて、それを合わせて2本にします。
なぜかというと、
2本以上をいっぺんに取ろうとすると百発百中!絶対に!糸が絡まってしまうからです。
ここでつまづかれる方も多く、
一本ずつ取るというのは大きなポイントになってきます。
取り方のコツは、糸の真ん中などから取ったりしないこと。
端から一本取り出してスッと引いていきましょう。
一本ずつ取った糸を必要本数合わせて針に通したら刺繍を始められますよ!
ラベルはとっておこう!
糸を使っていくうちに、束のほうはだんだんと細くなってラベルが落ちそうになります。
この2つのラベルは必ず保管しておくようにしましょう。
途中で糸が足りなくなったり、また同じ色が欲しいなぁと思ったとき、
ラベルがないと同じ色で買い足すことができなくなります。
ラベルは2つありますが、
一つはメーカー名、もう一つは色の番号で、どちらの情報も必要です。
2つとも保管しておきましょう。
糸の数が増えていくとどんどんラベルの保管も大変になる…という方には、
刺繍糸をみつあみにして取っておく方法があります。
刺繍糸は三つ編みで保管しよう!【糸のまとめ方と引き抜き方】
おわりに
いかがでしたか?
刺繍糸はふつうの巻き状の糸と違って、
単に引き出して切って縫い始めればいいというものではないので、
なんだか難しく感じてしまいますよね。
適度な長さでカットして一本ずつ分ける、
これをすれば大丈夫。
使い方がわかったら、
ぜひチャレンジしてみたい刺繍に取り掛かってみてください!
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