こんにちは、熊手ステッチです。
生地を丈夫にするのにとても便利な接着芯。
刺繍でも活用することができますが、
どうやって使うの？接着芯って必須なの？
貼るタイミングはいつ？そもそも接着芯を貼ることでどんな効果があるの？
などなど、いろいろと疑問点が出てくると思います。
今日はこんな疑問ついて詳しく説明していきます。
それではスタート！
接着芯とは
接着芯とは、生地の補強をするための補強材です。
薄い生地をしっかりさせるため、ハリを持たせるために使用します。
素材は不織布や綿。不織布が多いです。
片面もしくは両面に接着剤がついており、
アイロンなどで簡単に貼りつけることができます。
厚みもいろいろとあります。
すこしだけしっかりさせたい場合は薄手、
バッグなどかなりハリを持たせたい場合は厚手など、
用途によって使い分けます。
基本的には片面だけ貼れれば良いので片面接着芯を使います。
刺繍に接着芯はなしでもいい？
刺繍に接着芯は必要なのか？
それは場合によるというのが答えです。
生地自体、とくに薄いなという感じがなく、
そのままで作品を完成させても問題ない場合は接着芯を貼る必要はありません。
接着芯を貼るのはこの三つの場合です。
・生地が薄くて刺繍がしづらい
・刺繍には問題ないが、仕立てる時にはもっと厚みがほしい
・刺繍の裏面をほつれにくくしたい、糸がチクチクするのを補正したい
この三つの場合についてそれぞれ説明していきます。
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貼る順番は？
貼る順番も場合によって違います。
刺繍するのに生地が薄くてやりづらい、伸びてしまうという時は、
刺繍より先に接着芯を仕込んでいきます。
刺繍はできるけど仕立てる時に厚みが欲しいときは、
刺繍のあとに接着芯を全面的に貼ります。
刺繍の裏面をほつれにくくしたい、糸がチクチクするのを補正したい場合は、
刺繍の後で部分的に接着芯を貼ります。
生地が薄い場合
ハンカチや服地などに刺繍したいけど、
この生地は刺繍するには薄すぎるな～っていうとき。
そんなときは接着芯の出番です。
こういうときは全面に接着芯を貼る必要はなく、
刺繍部分だけに接着芯を使えばＯＫ。
接着芯を挟み込みながら刺繍し、
最後に刺繍の形にカットしましょう。
（図案は川畑杏奈さんのものです！）
詳しい方法はこちらに写真解説しています。
・刺繍の図案が枠におさまる場合
ワンポイント刺繍の布がよれる時の解決法【接着芯のやり方 その１】
・刺繍の図案が刺繍枠よりも大きい場合
大きめ刺繍の布がよれる時の解決法【接着芯のやり方 その２】
仕立てるときにもっと厚みがほしい
刺繍するには特に問題ない生地なんだけど、
刺繍が終わってバッグやポーチにするにはちょっと薄いな～
もうちょっとハリを持たせたいな～
というとき。
こういうときは、刺繍をした後で接着芯を貼りましょう。
刺繍の位置に関係なく、
仕立てたいものの寸法全面に接着芯を貼ります。
ただ、刺繍の凹凸があるのに全面に接着芯を貼るのは結構難しいんですよね。
裏地がある場合は裏地のほうに接着芯を貼ったほうがいいかもしれません。
詳しい貼り方はこちら！
刺繍の後に接着芯を貼る方法とコツ【接着芯のやり方 その３】
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刺繍の裏面をほつれにくくしたい、糸がチクチクするのを補正したい
服地に刺繍をすると、たくさん洗濯したり手で触ってしまったり、
ほつれないかな？という不安がでてきますよね。
また、肌が弱い方なんかは、
糸のチクチクが刺激になってしまうかもしれないという心配もあります。
そういう時は刺繍の部分だけ接着芯を貼りつけるという方法が有効です。
裏の糸を押さえるため、刺繍が終わったあとで貼るというのがポイント。
こちらについては詳しく説明した生地がありますので、
ご覧ください！
【服に刺繍】敏感肌も安心！裏がチクチクしない方法【ほつれない糸始末その２】
両面接着芯はアップリケの補助
ここまでの用途は片面接着芯を基本としてきましたが、
接着芯の両面にノリがついている両面接着芯には別の用途があります。
それは、アップリケの補助。
このように、生地の上に別の生地を貼り付けて形を作っていく場合は、
両面接着芯がいい仕事をしてくれますよ！
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おわりに
いかがでしたか？
接着芯にもいろいろと用途があり、
使いたい場合によってやり方が違います。
接着芯をうまく使い分けることで、
思い通りの仕上がりにすることができますよ！
薄すぎて使えないなぁと思っていた布や、
バッグにするにはへにょへにょだなぁと思っていた布などに、
ぜひ接着芯を活用してみてください。
【YouTubeあるよ】
YouTubeでも刺繍の解説をしています。
もしよろしければご覧ください！
コメント
[…] 接着芯が必要どうかの判断に迷ったらこちらをご覧くださいね！【刺繍】接着芯は必要？順番は？接着芯について解説！ […]